こんにちは。
絵本の先生、EQ絵本講師®のそがまいこです。
「絵本」、日々の生活の中でどれくらい取り入れていますか?
赤ちゃんの頃から絵本を読んであげたいと思っていても、
思うようにいかないことってありますよね。
✅ せっかく読み始めたのに、すぐにページをめくってしまう
✅ 最後まで読めずに、どこかへ行ってしまう…
✅ この絵本、気に入ってくれるかな?と思ったのに、全然興味を示してくれない
そんな経験、ありませんか?
赤ちゃんへの読み聞かせは、意外と悩みが尽きないもの。
でも、大切なのは
「きちんと読むこと」ではなく、
「一緒に楽しむこと」です。
たとえば…
ページをどんどんめくってしまうなら、子どものペースに合わせて「めくる遊び」として楽しむのもOK! 「どんな絵が出てくるかな?」とワクワクする気持ちを大事にしましょう。
最後まで読めなくても大丈夫。途中で終わっても、「また読もうね」と声をかけて、興味を引き出してあげましょう。お気に入りのページだけを何度も読むのも、立派な読み聞かせです。
興味を示さない場合は、子どもが好きなもの(動物・乗り物・食べ物など)が出てくる絵本を選んでみたり、「このページ、面白いね!」と大人が楽しそうに読んでみるのもおすすめです。
「絵本の読み聞かせ」は、言葉や想像力を育むだけではありません。
お母さんやお父さんの声で届けられる温かい言葉、
一緒に絵を見て感情を共有する時間は、
子どもの【こころのねっこ】を育てる大切な栄養になります。
安心感や愛情に包まれながら読んだ絵本の記憶は、
やがて大きくなっても心の奥深くで生き続けるでしょう。
そして、絵本の世界を通じて
「自分は大切な存在なんだ」
「ありのままの自分でいいんだ」
と感じることで、自己肯定感も育まれていきます。
親子で一緒に楽しんだ絵本は、
子どもにとってかけがえのない宝物となり、成長する力になります。
また、絵本は子どもだけのものではありません。
赤ちゃんがはじめて触れる物語として
子どもが成長する力として
大人の心を温めるものとして
高齢者の方にとって、懐かしさや安らぎをもたらすものとして
実際に、高齢者施設で絵本を読み聞かせる活動も増えてきています。
「子どもに読んであげた絵本をもう一度手に取って涙が出た」
「懐かしい絵本の世界に癒された」という声も多いんです。
絵本は、人生のどの瞬間にも寄り添ってくれるもの。
ページをめくるたびに、心がほぐれ、やさしい気持ちになれるのが絵本の魅力です。
まずは、お子さんのペースに寄り添いながら、
「楽しむこと」を大切にしてみてくださいね。
